導入の背景
岡山県を営業基盤としている中国銀行では、生涯取引銀行を目指す中、リテール営業の強化策としてチャネル戦略改革に取り組んでいます。
地域金融機関24行が参加する地域金融マーケティング研究会において、若年層に対してのメインバンク化は、取引開始時から出来るだけ早い時期にアプローチする事が重要であるという事が明確になりましたが、店舗等でのマンパワーが活用できにくい状況の中でいかに効率的・効果的にアプローチをするのかが課題でした。「そんな時にジンテックからPush!SMSの紹介を受け、課題解決に使えるのではないと考えました」と導入のきっかけや期待していた効果を話していただきました。
導入サービス内容
Push!SMSはインターネットにつながるパソコンさえあればWeb上で簡単にSMSの一斉送信が可能であり、システム開発の必要もありません。メッセージの信頼性を増すために任意の送信元電話番号が設定できるだけではなく、他人への誤送信を最小化する機能等もあり、金融機関の利用に適したサービスとなっています。またコールセンターの自動音声機能と連動してSMSを自動配信することもできるなど、拡張性も備えています。
導入効果
「やはり最初は、SMSは効果があるのか、クレームは発生しないのか、等の疑問はありましたが、督促業務で利用を開始したところ、普段連絡がとることのできないお客さまから返電があるなど送信者のうち3割から返電があり、延滞者の減少に効果がみられました。督促業務で効果がある事がわかったので、課題であったチャネル戦略にも活用していくことになりました」と櫻本氏。
「コンビニのATMが普及した事もあり店舗に来店されないお客さまが増えてきたので、カードローン利用者を中心に来店を促進するメッセージを送信しましたが、送信していないお客さまと比較すると来店率が向上しました。他にもSNSやコールセンター等のチャネルとの連携にも活用していますが、こちらにおいても効果が出ております。心配していたクレームもほとんどなく、新たなコミュニケーションツールとして行内での認識も高まり、今後もいろいろな用途に活用していきたいと考えています」と営業推進面でも効果があると評価していただきました。
今後ジンテックに期待すること
「お客さまとコミュニケーションを取り続け、長い目で見て収益を上げられるように、コミュニケーションの強化およびダイレクトチャネルの有効活用に取り組んでいきたいと考えているので、これにつながるようなサービスを提供してもらいたいと思います」と今後の取り組みとジンテックへの期待を語っていただきました。
あとがき
地域社会やお客さまと相互発展する好循環を形成することを目指している 中国銀行様においては、生涯取引銀行であることを掲げており、 ジンテックのSMSをはじめとした顧客を創造するサービスが多様な場面で貢献出来るよう尽力していきます。