導入の背景と活用方法
当行は、2014年のインターネット支店開設時に、非対面取引の審査厳正化と業務効率化の両立を大きな課題と捉えていましたが、当時すでに『WebTel鑑定団』を導入していた他行様を視察したところ、有効に活用されている状況が決め手となり、当行でもインターネット支店において『WebTel鑑定団』を採用いたしました。 さらに、2017年には、高水準で発生が続いていた「振り込め詐欺」への対策強化を検討するにあたり、不正利用が疑われる口座のモニタリングでも電話番号利用状況に関する情報が活用できるのではないかと考え、私たちコンプライアンス・リスク統括部でも『WebTel鑑定団』を採用いたしました。
導入サービス内容
『WebTel鑑定団』は日本全国に流通しているほぼ全ての電話番号(固定電話/携帯電話)の利用状況をインターネット上で照会が出来るサービスです。電話番号の過去やリアルタイムの利用状況や、電話帳の掲載情報等を簡易に検索が出来ます。
導入効果
不正利用が疑われる先については、被害の発生・拡大を防止するために速やかに白黒を判断しなければならないところ、その判断材料となる極めて有益な情報を取得できるツールとして重宝しております。 数多くのモニタリングを積み重ねる中で、電話番号の利用状況から不正利用口座と判断したケースも多数あり、今や、金融犯罪対策には欠かせないサービスであると考えております。
今後ジンテックに期待すること
不正を働く者は常に新しい動きをしてきます。 ジンテックの強みであるフットワークの軽さを活かし、金融業界での数多い取引先の情報を活用した新機能開発や情報提供に期待しております。 引き続き当行の良きパートナーとして支援をお願いいたします。