導入の背景
再春館製薬所では、無料サンプルの不正申込者による転売被害、後払い決済顧客の不払い問題への対策に苦慮していました。
そうした中、電話番号調査を活用した審査システムを知り、金融機関などで多数の導入実績のあるジンテックの電話番号データベース「TACS-DB」を導入しました。
サービス内容
「TACS-DB」は、日本全国に流通しているほぼすべての電話番号を「TACS」で定期的にクリーニングし、過去24カ月分の利用状況を蓄積したデータベースです。他システムとの連携可能なフォーマットで提供されるため、柔軟にシステム設計ができます。
導入効果
これまでは、現場の担当者が申込情報を目視で判断し不審と思われる注文を選別するという、いわば個人の経験と勘を頼りにした審査を行っていました。
「TACS-DB」の導入により、所定の審査ルールを作成し、業務の一部を標準化・自動化することにより、経験の浅い担当者でも質の高い審査をすることが可能になりました。
その結果、業務効率の向上につながり、審査の精度も向上。課題であった不正者および督促コストの削減を一挙に実現することができました。
今後ジンテックに期待すること
不正申込、不払対策については、大きな導入効果を得ることができましたが、通信販売業界は変化の大きい市場です。
これからも、パートナー(日本NCR株式会社)との協業のもと、当社のビジネスの進展を支援してくれる、新たなサービスの提案に期待しています。
あとがき
通信販売など非対面の取引では、申込時の顧客情報の審査が不正防止の第一関門といえます。ジンテックは、これからも再春館製薬所様の事業展開に沿ったサービスの提供を通じ、さらに力強いサポートを続けていきます。